Dec 24, 2009

Palm Pre アクティベーション回避

ポスト @ 1:24:48 | Palm Pre

####Preのアクティベーション回避成功 なんとかアクティベーションを回避して、Preを使えるようになりました。

Soramimi Forest † Pre をはじめとして様々なサイトを参考にさせて頂いて、ようやく出来たといったところで、皆さんに感謝します。

ついていたのは、うちのPCはWinとUbuntuのデュアルブートにしていたので、環境構築にはそれほど苦労しなかったことです。ですが、実際にPCとPreをUSBで接続するところで苦戦し、PCもPreも何度か再起動してやっとROM焼きに成功しました。

基本的には MetaDoctor のページ通りにやっただけですが、以下、覚え書きとして残しておきたいと思います。

####MetaDoctorとは そもそもMetaDoctoとは何をするものなのか?ということですが、自分の理解では以下のようなものかと。

まず、Preを使うために避けて通れないのが

  1. アクティベーション(Preに限らず携帯電話では必ず必要)
  2. Palm Profileへの登録(電話回線を通してPalmのサイトに接続して、Eメールとパスワードを登録する)

なのですが、2つめはキャリアの回線経由に限定されていることから、日本国内では登録できない=Preを使えない、ということになってしまいます。

そこで、これらの問題を解決するために、OS自体にパッチを当てて、

  1. アクティベーションを回避して、Preを起動できるようにする。
  2. WiFi経由でPalm Profileへアクセス出来るようにする。
  3. Pre起動後にPalm Profileへの登録用アプリ(FirstUse)を起動できるようにする(このアプリは通常ランチャーに表示されないので起動できない)。

という手法が考案されました。

ただ、Pre本体にアクセスしてパッチを当てることができないので、 WebOS Doctor という、Preがクラッシュした時などにOSをリカバリするための仕組みを利用して、リカバリ用OSにパッチを当ててからPreに書込んでしまおうというものです。

MetaDoctorは、このWebOS Doctorへのパッチ当てを簡単に行えるようにするための、UNIX用シェルスクリプトです。

####MetaDoctorを使ってアクティベーション回避 MetaDoctor のページのLinuxの項目通りです。

#####準備 ほとんどがGUIでも同様の作業は可能ですが、間違いの無いようにコマンドで記述しています。

  1. ターミナルを起動。
  2. git(分散バージョン管理システム)をインストール。
    sudo apt-get install git-core
    
  3. gitリポジトリをローカルに複製(MetaDoctor最新版をダウンロード?)。
    git clone git://git.webos-internals.org/tools/meta-doctor.git
    
  4. patch(パッチ処理を行うプログラム)をインストール。
    sudo apt-get install patch
    
  5. Java 6 Runtime をインストール。
    sudo apt-get install sun-java6-jre
    
  6. Palm webOSdev から webOS SDK をダウンロードしてインストール。
    wget https://cdn.downloads.palm.com/sdkdownloads/1.3.1.314/sdkBinaries/palm-sdk_1.3.1-svn222348-sdk100-pho314_i386.deb
    sudo dpkg -i palm-sdk_1.3.1-svn222348-sdk100-pho314_i386.deb
    
  7. MetaDoctor のディレクトリに移動。
    cd meta-doctor
    
  8. downloads というディレクトリを作成。
    mkdir downloads
    
  9. downloads ディレクトリに移動し、WebOS Doctor をダウンロード。WebOS Internals のサイトにキャリア・バージョン毎のダウンロードリンク有り。
    cd downloads
    wget http://palm.cdnetworks.net/rom/pre/p131r0d11172009/wrep131rod/webosdoctorp100ueu-wr.jar
    
  10. ダウンロードした WebOS Doctor のファイル名にバージョンを追加。(これは、MetaDoctorで処理されるパッチがバージョンによって異なるため、それをファイル名で識別するため)
    mv webosdoctorp100ueu-wr.jar webosdoctorp100ueu-wr-1.3.1.jar
    

#####MetaDoctor起動

  1. ターミナルで、meta-doctor ディレクトリに移動。上の続きでいくと、
    cd ..
    
  2. MetaDoctor を起動。
    make CARRIER=wr unpack patch pack
    

10分程で完了。これでパッチ処理されたWebOS Doctorの出来上がりです。

ちなみに、最新以外のOSのバージョンを指定したい時は、VERSION=???というオプションも指定できるようです。

#####WebOS Doctor 起動 パッチ処理された WebOS Doctor は、build ディレクトリのさらに1つ下の階層に保存されるので、これを起動します。(meta-doctor/build/pre-p100ueu-wr-1.3.1/webosdoctorp100ueu-wr-1.3.1.jar)

cd build/pre-p100ueu-wr-1.3.1
java -jar webosdoctorp100ueu-wr-1.3.1.jar

あとは画面に従うだけです。

  1. Select your language …WebOS Doctorの画面表示用言語を指定します。当然ながら日本語は無いので、適当に。

  2. Accept the license agreement …Accept

  3. Connect your Pre to your PC via USB …PreとPCをUSBで接続します。

    USB接続モード

    この時注意しなければいけないのは、

    • Preの電源はオフ、本体左側にあるボリュームボタンの上ボタンを押したままUSBケーブルを装着する。
    • Preの電源が自動的にONとなり、スクリーンにUSBマークが表示されるまでボリュームボタンは押したままにする。
  4. PCがPreを認識すると、WebOS Doctor の画面で「Next」ボタンがアクティブになるので、これをクリック。

    リカバリモード

    Preのスクリーンがこんな表示になればOK。

…なんですが、ここでPCがPreをなかなか認識してくれなくて、PCを再起動したり、上記3を何度か繰り返して、何とかここまで来ました。

リカバリが始まると10分程でPreが再起動して、アクティベーションの回避に成功です。

#####Palm Profile 最後に、Preのランチャーから「First Use」を起動し、Palm Profileに名前、メールアドレス、パスワードを登録して終了。これでPreを使えるようになりました。

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